英国短篇小説の愉しみ〈3〉輝く草地は評判にたがわぬ良書のようです。
まだお読みでないようでしたら是非にもお薦めします。
体系立てて書かれる文章は親しみやすく、頭で考えなくても自然に理解できる自分を感じることが出来ます。
意外と思うかもしれませんが、こういう本って少ないんですよ。
読後は是非英国短篇小説の愉しみ〈3〉輝く草地の世界の余韻に浸ってください。
私など「○○が××して」など・・・妄想しきりでした。
私だけでなく多くの読者も英国短篇小説の愉しみ〈3〉輝く草地の世界観には魅力を隠せないようですね。
ハッキリとお薦めです。ご一読あそばせ!
怪奇小説的
「英国短編小説の愉しみ」全3巻の第3巻。このシリーズは各巻ごとにテーマを設定して小説を集めているようだが、この巻は「不気味さ」。西崎氏お得意の怪奇小説風のものが多い。不気味さの正体が明かされないままの作品も多く、全3巻の最終巻としては最適。20世紀の作家がほとんどで、作品の傾向と時代性について考えさせられる。
カヴァンの「輝く草地」は想像力の異常さに背筋が寒くなり、ニールの「写真」では親の身勝手さにあきれ果て、プリチェットの「ドン・フアンの生涯における一挿話」ではドン・フアンの偉大さを改めて確認させられる。

