小林 恭二

定価: ¥ 693
販売価格: ¥ 693
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発売日: 1999-11
発売元: 集英社
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悪への招待状―幕末・黙阿弥歌舞伎の愉しみ (集英社新書)って書籍をご存知ですか?
実は私は最近まで知りませんでした。
表紙が損をしているかもしれませんね。
少なくとも私の食指を動かすような表紙ではないんですよ。まさか、こんなに良い本だなんて想像できないですって。そんなことないですか?
悪への招待状―幕末・黙阿弥歌舞伎の愉しみ (集英社新書)を表紙だけで評価しちゃ駄目ですよ!
読んだらびっくりです!絶対、おったまげますから。。
悪への招待状―幕末・黙阿弥歌舞伎の愉しみ (集英社新書)を読まれた多くの読者の評価も揃って高いようです。
まぢでお薦めですゾ。
歌舞伎の魅力あふれる世界
歌舞伎を通して江戸の風俗を味わう好読物である。
それも爛熟期の江戸ではなく、大きく変わろうとしている頽廃の香り高まる幕末の江戸なのだ。世は風雲急をつげ、世相は乱れ、庶民は日夜遊興に耽ることばかりを考えている。今の日本では考えられない世界だ。だが、魅力ある世界だ。そういう点で、江戸というのは特異な時代である。その当時にしても上方(大阪、京都)とはまったく違った世相だったのである。
本書を読めばそういった事情が手にとるようにわかる。その上歌舞伎の傑作「三人吉三」の魅力ある世界にもどっぷりと浸れるのだ。このアクの強い物語の運命的なことといったら因果というものを、これでもかとわからせてくれる。現代でも充分に理解できるおもしろさだ。
作者の語り口も平易でわかりやすい。これなら、中学生ぐらいの子でも読めるだろう。
ああ幕末の退廃美
歌舞伎を見始めて20年。「三人吉三」は大好きな演目。その魅力を余すところなく書ききってくれた本書に感謝したい。多少解ったつもりになっていた「江戸」の色々な側面を教えられた。
「悪への招待状」への招待状
「三人吉三」は、七五調の独特の台詞回しや、因果応報とでも言えばいいのか、複雑に入り組み破滅へと向かう人間関係など、見ごたえのある、歌舞伎の中でも好きな演目のひとつ。
「悪への招待状」は、現代の若者を幕末の江戸へ連れて行き、その「三人吉三」を鑑賞しながら幕末江戸文化を楽しむ…という人形浄瑠璃(?)の筋立てとなります。
生真面目なイメージをもっていた江戸時代の、その頽廃的な様子。幕末という激動の時代に生きながら、遊びを楽しむ江戸人たち。そして「三人吉三」に出てくる小悪党たちの魅力。
この本のおかげで「三人吉三」はもとより、歌舞伎を観る楽しみが増えた。
